「第2回 草加の学童保育のあり方検討委員会」を開催しました。 ― 2011年08月21日 12時37分29秒
8月18日(木)に、「第2回草加の学童のあり方検討委員会」を行いました。この委員会を立ち上げた趣旨については、7月3日付のブログをご覧下さい。
第1回の検討委員会では、趣旨説明を行い、それぞれの立場からざっくばらんに意見交換を行いました。そこで出された意見などを踏まえて、事務局で今後の論議の方向性などについて話し合いました。基本的には、次のような方向で論議を進めていきたいと考えています。
- 運営形態がどうであれ、草加の学童保育はこうあるべきだという、本来草加の学童保育がめざすべきものとして検討を進める。(現在、草加には「公立」「指定管理」「要綱に基づく委託」という3形態がありますが、どういう形態であってもきちんと実現されなければならない内容として考えていくということです。将来、万が一「指定管理者制度」によって営利企業が参入するような事態になったとしても、同じ質の保育がきちんと行われるような基準となるものを考えていこうということです。こういう「基準」は、本来行政がきちんとやるべきだと思いますが・・・。)
- 個々の検討に入る前に、「学童保育と何か」「学童保育は何をなすべきところか」という、基本的な理念をみんなで確認してから、その後の検討に入る。
- 上記のことを踏まえて、転倒すべき具体的なテーマを設定し、検討を進めていく。
- 必要に応じて、いくつかのワーキングチームに分かれて検討を進める。
第2回の検討委員会では、国や県、全国連協の文書や、学童保育に関わる関連法令、草加市の条例、事業委託仕様書などを資料としながら、「学童保育の基本的な理念」ということを中心に話し合いを行いました。私も、参考資料として私なりの考えをまとめた「学童保育のあり方についてのメモ」を出しました。
全体で確認できたことは、 「学童保育の目的、存在意義は、第一義的には、豊かな生活と遊びなどを通して、子ども達の発達を保障すること」だということです。「親が働き続けることとその家族の生活を守る」という役割は、上記の結果として実現されることです。この点については、参加して委員会メンバー全員が一致するところであるということが確認されました。
このことを踏まえた上で、保護者や指導員がそれぞれどのような役割と責任を持っているのか、学童保育に保護者がどのように関わっていったら良いのか、関わるべきなのかということが論議となりました。その理念は認めつつも、現実に「父母会」の負担が大きいと感じ、そのことで学童への入室を躊躇する保護者もいる、そのことをどう考えたら良いのかということです。さまざまな観点からの論議が行われました。具体的にはこれから論議を深めていく内容ですが、「学童保育の理念」と踏まえて、きちんと論議し整理していくべき課題のひとつだと思います。
今回出された意見を事務局で整理し、次回以降、具体的な検討に入って行ければと考えています。
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