指導員大募集!2016年02月06日 21時52分24秒

是非とも草加で一緒に働きませんか!

本当に久しぶりの更新です。

頻繁には更新出来ないかも知れませんが、これからまた定期的に、このブログでも発信していければと思います。

今私たちが真剣に悩んでいることは2つです。

一つは、児童クラブへの入室希望者が多く、待機児童がたくさん出てしまうかも知れないということです。

元気っ子クラブが運営する17児童クラブの定員は1,320人ですが、現段階ですでに1,600人以上の申請があります。3年生までの低学年の入室希望者だけで、すでに定員をオーバしている児童クラブも複数あります。

もう一つは、深刻な指導員不足です。

この4月からでも、待機児対策どころか、もともとの児童クラブをきちんと運営していくための指導員も大幅に足りません。

財政的に厳しいところではありますが、正規指導員と単年度の契約社員については、月給を17万円に、パート指導員については時給を920円からとすることにしました。

詳しくは,以下のページをご覧下さい!

真田祐さんをお呼びして子ども子育て新制度の学習会を行います2013年06月23日 18時08分12秒

あさって、6月25日(火)、19時30分から草加市文化会館で、全国連協事務局次長の真田祐をお呼びして、子ども・子育て新制度についての学習会を開催します。元気っ子クラブと学童保育の会の共催です。

昨年8月に成立した「子ども・子育て関連3法」では、今後の子育て施策について基礎自治体(市町村)が実施主体であり、地域のニーズに基づいて計画を策定し実行していくことなどを決めました。学童保育に関しても、対象年齢を6年生までとすること、国(厚生労働省)として学童保育の基準を策定すること、学童保育の設備・運営について市町村が条例で基準を定めることなどが決められました。

先日閉会した草加市議会では、子ども・子育て支援法で定められた「こども・子育て会議」の設置が決定されました。国の方針についてしっかりと学び、今後の草加における学童保育のあり方などについてみんなで考えることができればと思います。

元気っ子の新人研修を行いました。2013年03月18日 23時11分29秒

来年度、新しく元気っ子クラブの正規指導員となる12名を対象に、きのう新人研修を行いました。

最初に私の方から、草加の学童保育の歴史や社会人としての心構えなどについてお話ししました。次に、指導員の竹内先生から「指導員の仕事と倫理」について、副代表理事の中田さんから「働く親の思い」について話をしました。

皆真剣な表情で研修を受けており、たいへん心強く思いました。もうすでに、パートとして現場に入ってもらっている人もたくさんいますが、夢と希望を持って学童保育指導員というやりがいのある仕事を、ずっと続けていって欲しいと思いました。

いろんな事情で指導員の退職者がいたということと、児童数の増大で、新施設が建設されたり、クラス数が増えたりして、正規指導員を大量に採用しなければなりませんでしたが、未だに、欠員が埋まらない状況です。

元気っ子クラブで、学童保育指導員として働いてみたいという人は、是非ともご連絡を頂ければと思います。

「第26回草加子どもまつり」に向けて、第一回実行委員会が行われました。2013年03月03日 17時49分21秒

5月に開催される「第26回草加子どもまつり」に向けて、今日の午後、高砂コミセンで、第一回目の実行委員会が行われました。

今年の子どもまつりは、5月12日(日)に、八幡小学校で開催されます。今年もたくさんの子ども達が集まり、楽しい一日が過ごせるように、みんなで頑張っていきたいと思います。

ここ数年は、各参加団体のご協力により、遊びのコーナーがとても充実しています。子ども達は、朝から一日、手や体を存分に動かして、心ゆくまで遊ぶことができます。ケータイやゲーム機などで一人で遊ぶのではなく、実際に手や体を動かして、仲閒と共に一緒に遊ぶことの楽しさをみんなに感じてほしいと思います。

5月という時期は、保護者にとっても大切な時期です。新しく学童に入った保護者が、先輩の保護者達と一緒になって活動する最初の機会が、この子どもまつりです。子ども達だけでなく、保護者同士が仲良く関わっていくということも、子どもの育ちにとってとても大切なことです。

今日の第一回実行委員会に向けて、実は事務局で、さまざまな議論がありました。それは、これまで中心になってやってきた教職員組合の先生が退職を機に、子どもまつりから手を引くということになったからです。

このことをきっかけに、子どもまつりの意義などをみんなで話しあいました。私達にとっても、草加の子ども達にとってもとても大切な行事であり、絶対になくすということは出来ないということを確認しました。これまで一部の人に集中していた業務をみんなで支え合いながら、子どもまつりを成功させていこうと意思統一をし、今日の実行委員会に臨みました。

みんなで協力しあい、今年の「第26回草加子どもまつり」を成功させていきたいと思います。(昨年の子どもまつりの様子は、昨年の私のブログをご覧下さい。)

第25回草加子どもまつり

「子どもにやさしいまちづくりフォーラム」~桜井智恵子先生の講演会に参加して2013年02月11日 19時10分02秒

昨日、中央公民館で、私も所属している「みんなのまち草の根ネットの会」と草加市の共催で「子どもにやさしいまちづくりフォーラム」が行われました。

 

講師は、兵庫県川西市の人権オンブスパーソンを務められていた桜井智恵子さん(大阪大谷大学教育学部)です。桜井先生は、昨年、岩波新書で「子どもの声を社会へ~子どもオンブズの挑戦」を出版されました。この本は、教育や子どもに関わる方には是非とも読んでもらいたい本です。

子どもの権利条約に関わる講演会を草加市と共催するにあたり、是非ともこの講師をとお願いしたのが桜井先生でした。私たちの意をくんで、今回の講演会を実現してくれた市の担当課に感謝です。

人権オンブスパーソンの話だけでなく、今の子どもたちの状況をとりまく話をていねいにお話し頂きました。今の子どもたちが深刻な状況を抱えているということ、そしてそれを解決していくためには、親や個人の責任だけを問うのではなく、人と人との繋がりを大切にして、みんなで考えていく必要があるということを強調していました。お話を聞いていて、私たちが感じている問題意識と全く同じだと思いました。子どもを真ん中にして、親と指導員が共に手を取り合って子育てをしていくということ、さらに父母会を中心としながら、地域ともつながっていくということ、私たちが目指している方向性が間違っていないんだということを改めて確認することが出来ました。

講演の中で、印象に残った言葉やお話を少し書いてみます。

「自己責任と言われ『自立』しろと言われるが、一人では『自立』できない。みんなで支え合って、つながりあうから『自立』ができる。」湯浅誠さんも、以前ある番組で、「自己責任による『自立』は、『自立』ではなく『孤立』である」と言っていました。こういうまっとうな意見を、もっともっとたくさんの人が言って欲しいと思います。

「疲れた時にはゆっくり休み、人生を『しのいでゆく』ことも必要。人と人とのあたたかい関係の中で、また自分の中に『力』が戻ってくる。それがエンパワーメントということ。」本当にその通りだなあと思いました。教員は、いつも生徒達に「頑張れ!」と言ってしまいがちですが、「無理をしなくもいいんだよ」「あなたはあなたのままでいいんだから」と言ってあげることが大切なんだなあと改めて思いました。

アメリカの政治学者ロバート・パットナムの言葉-「経済活動に一番必要なものは社会資本、つまり人々の繋がりであり、競争ではない。競争したら人々の絆は痛む、そうしたらとりかえしのつかないことになる。」含蓄のある深い言葉だと思いました。彼の本を読んでみたいと思って、早速アマゾンで「孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生」という本を注文しました。(7,000円もする本だったのでちょっと躊躇しましたが、カスタマーレビューを読んでとても面白そうなので思い切って注文しました。)

子どもの権利条約に関連して、フィンランドの携帯会社ノキアの話もとても興味深かったです。ノキアが、幼稚園や保育園児など就学前の子ども用の携帯電話を開発したのだそうですが、それに対して国家オンブスパーソンが、「それは商品化してはいけないと私たちは考えるという」意見を出し、ノキアはその商品の開発はしたものの、販売を見送ったのだそうです。「子どもの最善の利益」にふさわしくないと判断すれば、企業活動に対してもきちんと意見をいうことの出来る仕組みがあるということがすばらしいと思いました。

桜井先生がオランダに行った時のお話も面白かったです。オランダは、ワークシェアリングが進んでいるということで有名です。正社員もパートも、働く時間の長さの違いだけで、一切差別せずに、パート社員であっても年金も社会保険も医療保険も全て付いています。その家庭の状況に応じて、どういう働き方をしたら良いのかということを自由に選ぶことが出来ます。

子育て中の夫婦の場合は、父親が4日間、母親が3日間という働き方が一般的なのだそうです。2人で1.5人前というのが合い言葉。こういう働き方のことを、自分たちで仕事をあつらえるという意味で、テイラードワークというのだそうです。仕事を分け合って、誰でもが必ず仕事があるという状態であり、それぞれが自分たちの都合に合わせて仕事を選ぶことが出来ます。収入が減ったとしても、その分時間が出来ます。生きていく上で収入よりも時間の方が大事なことがたくさんあるということを、みんなが認めているのだと思います。

桜井先生が、オランダの人に「お子さんの将来について心配は無いですか?」と聞いたら、「オー、ミズ桜井、将来なんてそんな哲学的な質問」と言われのだそうです。逆に、「どうして日本の保護者は心配なんですか?」と聞かれ、「仕事がなかなか無いから」と答えたら、「オランダは大丈夫、子どもたちは必ず仕事があるから」という返答だったそうです。さらに、「もし今勉強しかしていなくて、遊ばなかったらとても心配なんですけど」と言われたそうです。

雇用が安心だから、教育も安心で、子育ても安心になるのだと思います。日本でも、そういう社会をこそ作っていきたいものだと思いました。

会場いっぱいの80名以上の方に参加して頂きました。担当課長だけでなく、子ども未来部長、副部長など、多くの行政の方も最後まで聞いて頂いたということもとても嬉しかったです。