大学学費の国際比較 ― 2007年07月15日 18時47分26秒
文科省のHPを見ていて、おもしろいページを見つけました。
「教育指標の国際比較」(平成18年版)というものです。日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国、韓国等における、「教育の普及、教育諸条件、教育費等の状況を統計数字によって」比較したものです。
特に、興味を引かれたのが、「大学の学生納付金」の比較です。日本では、文系でも1年間で120万円を超える学費が必要です。私が教えている学校でも、大学への進学希望を持ちながらも、経済的に進学を断念せざるを得ないという生徒が何人もいます。諸外国では、どうなっているのかということは、たいへん興味があるところです。
この「国際比較」によれば、以下のような数字となっています。(1000円以下は四捨五入しました。)
日本
131万円(私立)
82万円(国立)
アメリカ
50万円(州立 総合・4年生大平均)
209万円(私立大学 総合・4年生大平均)
イギリス
23万円(国立)
フランス
2万円(国立)
ドイツ
2万円(州立)
※入学料、授業料は無料。上記の金額は、学生福祉会経費など。
韓国
34万円(国公立)
40万円(私立)
アメリカの私立は、別格としても、日本の大学学費は、かなり高い方だということが分かります。能力がありながらも、経済的な理由で、進学できないという事態は、社会的に見ても大きな損失だと思うのですが...。もう少し、何とかならないものかと思います。
参考資料ということで、アメリカの個別大学の例も紹介されていました。アメリカの一流私立大学は、経済的にも余裕がないととうてい通えないのですね。
シカゴ大学・・・・・・・・・・・・・・・・343万円
ハーバード大学・・・・・・・・・・・・338万円
マサチューセッツ工科大学・・・ 348万円
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