草加・元気っ子クラブ代表理事　小池奈津夫のブログ

今日、参議院選挙が公示されました。本当に大事な選挙です。どの政党に投票するにしろ、必ず投票に行って欲しいものだと思います。

安倍政権が、重要法案をなんとしても通そうということで、国会会期を延長したため、当初予定されていた投票日から１週間遅れて、７月２９日が投票日となります。夏休みに入って、１週間後の日曜日ということで、行楽に出掛ける人も多いかもしれません。投票率が気になるところです。

「自分一票を投じても政治は変わらない。」とか「誰がやっても同じ。」と思っている人もいるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。学童保育に関わる国会での論議などを見ていても、学童保育のことを本当によく理解してくれている議員が、１人でも２人でもいてくれるということが、論議の方向性を大きく左右します。

学童や子ども達のことを真剣に考えてくれる議員が一人でも増えるように、じっくり考えて選んでいきたいものだと思います。

子ども達のことと同時に、私が今回の選挙で重視したいことは、私たちの暮らしと労働のことです。景気が回復したと言っていますが、私たちの暮らしを考えると、決して良くなっているとは思えません。

「ワーキングプア（働く貧困層）」とか「ネットカフェ難民」という言葉もよく聞きます。ある本（「ワーキングプア　いくら働いても報われない社会が来る」宝島新書）によれば、年収２００万円以下（東京２３区の生活保護水準以下）の労働者は、全国で約５５０万人いて、労働人口の実に四分の一を占めているということです。世界第二位の経済大国と言いながらも、労働人口の四分の一が、生活保護水準以下の賃金しか得ていないという社会は、いったい何なんでしょうか。

学童の指導員も、学童に子ども預けている保護者も、みんなまじめに一生懸命に働いています。まじめに働いても、それが報われない社会というのは、やはりおかしいだろうと思います。

私たちの暮らしと労働のことをきちんと考えてくれる候補者を選びたいと思います。