第4回元気っ子クラブ総会が終わりました。2007年05月26日 15時20分18秒

先週の日曜日、5月20日(日)に、元気っ子クラブの第4回総会が無事終了しました。市長を始め、県議会議員、市議会議員など、多数の方に来賓として出席していただきました。あいさつが終わっても帰らず、議事が終了する最後まで、出席していただいた議員さんもいて、とても嬉しく思いました。

元気っ子クラブによる、市内児童クラブの統一運営が始まって、丸3年が終わり、4年目を迎えています。いろんな課題を抱えつつも、大きな事故や問題もなく、赤字にもならず、なんとか3年間を終えることが出来ました。各父母会やOBを始め、いろんな方々のご協力に、心から感謝いたします。

統一前は、各父母会がそれぞれの学童保育を運営していました。指導員会などを中心として、実務の統一などは図られてきていましたが、保育料も、指導員の賃金もまちまちであり、勤務時間や開設時間なども、学童ごとに微妙に食い違っていました。それぞれに父母会の歴史があり、行事などの取り組みもそれぞれに個性があります。

各父母会や指導員、指導員労組などとも話し合いながら、勤務規定を始めとした様々な統一規定を作成し、バラバラだった賃金を統一するために、何回も試算を行ったり、各父母会への説明に回ったりと、統一開始直前は、本当に目が回るような忙しさでした。14学童の統一運営運営を行うというのは、草加の学童の歴史の中で初めての経験であり、不安と緊張の中でのスタートでした。

1年1年が新しい経験でしたが、この3年間の運営を通して、統一運営をきちんと行うためのさまざまなノウハウも身につけることが出来ました。また、各父母会運営の時には分からなかったけれども、統一運営を行うことによって、見えてきたこともたくさんありました。

しかし、解決しなければならない課題もいくつかあります。

一つは、元気っ子クラブと各父母会どの関係がどうあるべきなのかを、もう一度、みんな考え、確認をしていくということが必要だと思っています。歴史的に見ても、各父母会の活動の中から元気っ子クラブが生まれてきました。また、児童数が急増し、元気っ子クラブが運営する学童数も増えている中で、仕事を持ちながら活動している元気っ子クラブの常任理事、事務局が実務のほとんどを担っていくという活動スタイルでは、限界が来るのは目に見えています。

もう一つは大規模化の問題です。大規模化が急速に進行したことにより、子ども達の保育が大変になっているだけでなく、父母会の運営自身も困難を抱えるようになってきているのではないかと感じています。父母会が大きくなることにより、親どうし、親と指導員との関わりなどが以前よりも薄くなってしまっているのではないかと懸念しています。

全国的に見て、埼玉県の学童保育は、突出して高い水準にあります。その埼玉の中でも、草加の学童保育は、非常に進んだ取り組みを行っていると言ってよいかと思います。(もちろん、様々な問題はかかえているし、まだまだ決して満足する状況ではありませんが。)こうした成果を実現することができたのは、これまで学童保育に関わってきた、多くの先輩方の努力のたまものです。

学童保育のニーズは、これまで以上に高くなってきています。さまざまな課題を解決し、5年先、10年先に、草加の学童がさらに発展し、もっともっと子育てしやすいまちとなることができるかどうか、今年1年間の活動が、極めて重要となっています。5年先、10年先を展望し、その礎となるような活動を行っていきたいと考えています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://genkikko-koike.asablo.jp/blog/2007/05/26/1534565/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。