Pray For Japan2011年05月03日 21時44分30秒

本の紹介です。「3・11 世界が祈り始めた日 PRAY FOR JAPAN」(講談社)

東日本大震災の直後、日本の地震のニュースを知った英語圏の男性が、Twitter(ツイッター)で、"pray for Japan"(日本のために祈ります)と投稿しました。この投稿以降、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービスでは、"prayforjapan"というキーワードで、全世界から日本への祈りの言葉や応援メッセージ、写真などが届き始めました。この本は、世界各地からWebサイトに寄せられた応援のメッセージや写真、日本や世界各地で起きた心温まるエピソードなどを、本としてまとめたものです。

NHKの男性アナウンサーが、被災状況や現況を淡々と読み上げる中、「ストレスで母乳が出なくなった母親が夜通しスーパーの開店待ちの列に並んでミルクが手に入った」と紹介後、絶句、沈黙が流れ、放送事故のようになった。すぐに立ち直ったけど泣いているのがわかった。目頭が熱くなった。

千葉の友人から。避難所でおじいさんが「これからどうなるんだろう」と漏らしたとき、横にいた高校生ぐらいの男の子が「大丈夫、大人になったら、僕らが絶対元に戻します」って背中さすって言ってたらしい。大丈夫、未来あるよ。

自宅は流されて自分は避難所にいるのに、店が大丈夫だったからって、無料でラーメンをふるまっているラーメン屋さん・・・。日本てこんなに皆、温かい・・・。日本に生まれたことを誇りに思う。

(海外ニュースが驚きとともに伝えたこと)物が散乱しているスーパーで、落ちている物を律儀に拾い、そして列に黙って並んで、お金を払って買い物をする。運転再開した電車で込んでいるのに、妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。

昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが、無料でパン配給していた。こんな喧噪の中でも自分にできること見つけて実践している人に感動。心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。

昨日、韓国のツイッターで話題になった話。韓国在住の日本人がタクシーに乗ってからお金を払おうとしたら、あっさり拒否されたらしい。「日本人でしょ?日本に帰ったら、このタクシー代を寄付しなさい。」国籍とか政治とかは別にして、一般庶民の考え方はみんな同じ。

避難所で、4人家族なのに「分け合って食べます」と3つしかおにぎりをもらわない人を見た。凍えるほど寒いのに、毛布を譲り合う人を見た。きちんと一列に並んで、順番を守って物資を受け取る姿に、日本人の誇りを見た。

昨日4時間かけて歩いて帰ってきた主人。赤羽で心が折れそうになったとき「お寒い中、大変ですね!あったかいコーヒーどうぞ!」って叫びながら無料配付してるおっちゃんに出会った。これがあったからがんばれたそうだ。もう5回もこの話をしてくるので本当に嬉しかったんだと思う。おっちゃんありがとう。

終夜運転のメトロの駅員に、大変ですねって声かけたら、笑顔で、こんな時ですから!だって。捨てたもんじゃないね、感動した。

きのう、歩いて帰ろうって決めて甲州街道を西へ向かった。夜の21時くらいなのに、会社のトイレと休憩所を開放しているところがあった。ビルの前で社員さんが大声でその旨を歩く人に伝えていた。感動して泣きそうになった。いや、きのうは緊張してて泣けなかったけど、今、思い出して泣いている。

<チリより>「夜の闇が深ければ深いほど、夜明けは間近だ」この言葉を皆さんに送ります。信念と希望を持って困難な状況を前に足を踏ん張って立ち上がる力を、示してくれています。皆さんなら絶対にこの闘いに勝利することができる、そしてそのときにはもっと強くなっているはずです。私達は目には見えない絆でつながっている、私達は皆さんといつも一緒です。心からの友情を。

日本も含め、世界中の多くの人たちが、今回の大震災の被害に心を痛め、日本のために祈ってくれていることに感動しました。また、世界中の人の思いを瞬時に伝えることのできるソーシャルネットワーキングサービスの力を改めて感じました。

被災地の復興も原発事故への対応も、まだまだ先が見えない状況です。この本に寄せられたような思いを絶対に忘れないこと、いま自分たちにできることを精一杯やって行くことが大切だと思いました。

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