発達保障プロジェクトに参加して~一人ひとりを大切にする学校を!2009年06月21日 22時53分16秒

一昨日(6/19)、保育の会の発達保障プロジェクトに参加しました。

いつもは清門児童クラブで行っているのですが、今回は「交流会」ということで、幅広く保護者や指導員に呼びかけて、八幡児童クラブで開催しました。花栗南、稲荷、住吉、青柳、清門、瀬崎などの児童クラブから、初めて参加という方も含めて大勢参加していました。指導員も、4学童から5名が参加していました。

今回のお話しの中で、特に印象に残ったことの一つは、ある指導員が話してくれた、小学校5年生のお子さんを、特別支援学級に入れるかどうか悩んでいるというお母さんの話でした。

算数などいくつかの教科において、ついて行くことができずに、ものすごいストレスを抱えている我が子を見て、このお母さんは、我が子を特別支援学級に入れた方がいいのではないかと思いつつも、その一方で、特別支援学級にいったん入れたら、進学など今後の進路がどうなるのかと、非常に不安を抱えています。子どもに、特別支援学級に入るかと話をしたら、子どもは泣いてしまったそうです。

普通学級か特別支援学級かということは、単なる制度の問題です。本来は、その子どもにとって何が一番良いことなのかを考えて、いろんな選択肢があっていいはずです。その子の発達の度合いに応じて、その都度より良い選択が出来るようにするのが「教育」ではないかと思います。子どもも親も真剣に悩んでいるにもかかわらず、現実問題としては、ただ単にどちらかを選べという形でしか、道が示されないという「教育」は、あまりにも「貧しい」と思います。

教職員数を増やし、一クラスの人数を減らし、もっと一人ひとりを大切にする「教育」が出来るようにしていくことが必要なのではないかと思います。親や子どもがこんなにも悩まなくても済むように、「学校」がもっと変わらなければならない、子ども一人ひとりを大切にする「学校」を作っていかなければならないと改めて痛感しました。

次回の発達保障プロジェクトは7月31日(金)午後7時半から、清門児童クラブで行います。どなたでも参加できる会議ですので、気軽に参加して、いろんなことを一緒に話し合いませんか。

コメント

_ 小池奈津夫 ― 2009年06月25日 10時18分10秒

6月25日付でコメントを書いていただいた方に、記入されたメールアドレスで返信をしたのですが、メールが届きませんでした。

内容に関して、お話をお伺いしたいと存じますので、恐れ入りますが、koike@genkikko.jpまで、御連絡を頂ければ幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
 
 小池奈津夫

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://genkikko-koike.asablo.jp/blog/2009/06/21/4383335/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。