おやこ劇場の企画、劇団SWATの「八犬伝」を観てきました。 ― 2011年11月05日 09時48分09秒
きのうは、草加おやこ劇場が企画した、劇団SWATによる「八犬伝」を観てきました。
「八犬伝」というと、私の世代では、昔NHKでやっていた人形劇の「八犬伝」を思い出してしまいます。どんな劇になるのかなと思っていましたが、「八犬伝」をモチーフにしながら、大学(南総里見大学)の演劇部と文芸(?)サークルを舞台に、過去と現在が交錯するようにストーリーが進み、「八犬伝」を全く知らなくても楽しめる、とても素敵な劇でした。
おやこ劇場の「高学年例会」として企画されていましたので、小学生もたくさん来ていましたが、子どもも大人も、心の底から笑うことができて、そして最後は、ちょっと「ほろっ」とする場面、セリフもあってとても楽しめました。やはり、生の舞台というのはいいなと思いました。
残念だったのは、参加者が思っていたより少なかったことです。組み立て式の椅子を出せば700名入る草加アコスホールで行われるということだったので、きっとたくさんの人が来るのだろうなと思っていたら、組み立て式の椅子は出さずに、フロアーの前の方に椅子を並べてあるだけでした。私は、学校での会議が思っていたより長びいたので開演ぎりぎりに入ったのですが、それでも空席が目立ちました。知り合いの、おやこ劇場の会員さんに聞いたら、「最近は、こんなものなのよ」とのこと。
私は、おやこ劇場の正会員ではありませんが、今回この公演を観られたのは、「クローバー'Sメンバー」という1万円で来年3月までの4公演を観られるというチケットを購入したからです。資金を集めるという意味もあるということで、いつもお世話になっている方々からのお誘いだったので、1万円を払いましたが、こんな素敵な劇が観られるなんて本当にお買い得でした。
学童保育に通っている子ども達や保護者にも、こういう素敵な劇をいっぱい観てもらいたいなと思いました。学童もそうですが、草加は、このおやこ劇場などを始めとして、市民の活動がとても活発なところだとおもっています。でも、そのお互い同士の活動が、まだまだあまり結びついていないんじゃないかなと思います。
人と人とのつながりがもっと深まり、多くの人がゆったりとした気持ちで文化を楽しめる、そんな草加市を作っていきたいなと改めて感じました。
コメント
_ misawa@おやこ ― 2012年02月08日 16時53分23秒
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「八犬伝」楽しんでいただけたようで、うれしく思います。
この作品は、小学校も高学年になると、スポーツや習い事で忙しくなり、退会していく子どもたちが多くなっていきます。そんな子どもたちに、エネルギーあふれる若者の芝居をみてもらいたいな~との思いで、選ばれたものでした。
おやこ劇場では活動を継続していくために、会員制というものは必要ですが、NPOとして、地域の子どもたちに豊かな文化活動を届けていくためには、もっと、他団体と手を組みながら、年に一度でも舞台鑑賞の機会をつくりたいと思っています。
以前は、「子どもまつり」にならんで、舞台鑑賞の機会もあったと聞きます。
すべての子どもたちに、身近なところで舞台鑑賞できる機会を作っていきたいですね。