5月は忙しい月でした!2010年06月05日 23時24分05秒

日曜日、県の研究集会に参加したとき、他市の方から「小池さん忙しそうだね。最近、ブログあまり更新していないから。」と言われてしまいました。確かに5月はかなり忙しかったからほとんど更新していなかったなあと思いつつ、他の地域でもブログを見てくれている人がいると思うと、もっとちゃんと書かなくちゃと反省しました。

5月は、9日(日)が「草加子どもまつり」、16日(日)が元気っ子クラブと学童保育の会の総会、22日(土)23日(日)は、私が所属している高校の教職員組合の大会と、本当にとても忙しい一月でした。職場の方でも、2年次秋(まだ1年半先ですが)の修学旅行の方面と業者を決めなければならなかったため、業者との折衝、学校としての仕様書の作成、業者のプレゼンなどと慌ただしい日々でした。

修学旅行は、私の学校では、ここ10年くらいは広島や四国に行くことが多かったのですが、今回のこの学年は、是非とも沖縄に行きたいと思いがんばりました。校内的にもいろんな意見がありましたが、来年の11月9日から12日まで、三泊四日で沖縄に行くことが決まりました。まだまだ先の行事ですが、生徒達の一生の思い出となるようなすばらしい取り組みをして行ければなあと思っています。

ともあれ、これからは、一週間に一回くらいの更新を目指していきたいと思います。

元気っ子クラブ、保育の会 合同会計会議を開催しました。2010年06月06日 22時14分41秒

6月1日、元気っ子クラブと学童保育の会の合同会計会議を開催しました。2004年に統一運営を開始したときにも、同じような合同会計会議を開催しましたが、この間、毎年定期的にはこのような会議は行ってきませんでした。新しい指導員も増え、会計担当者の入れ替わりも多いことから、全体できちんと確認した方がよいだろうということで、年度当初にこの会議を開催しました。

元気っ子クラブでは、保育料がきちんと集まるかどうかは、運営を左右する重大問題です。専従職員を雇用し、事務所を構えている保育の会にとっても、分担金や保育誌の集金は、活動を支える根幹です。

毎月開かれる父母会での手集金を原則としていますので、会計担当者の責任は重大です。毎月、ほぼ100%きちんと集金していただいている会計担当者と父母会役員のみなさんには、本当に頭が下がります。元気っ子クラブでは、事故等があっても、会計担当者個人に責任がいかないように、ルールを定めマニュアルを作成しています。会計の原則とルールを指導員と会計担当者全員にきちんと理解していただきたいということで、今回の会議を開催しました。

児童数も増え、「2クラス制」の実施クラブも増え父母会の分割も進み、分割したそれぞれの父母会に会計担当者がおかれることが多くなっています。2004年の会計会議の時には、せいぜい40~50人程度でしたが、今回の会議は、100名以上が参加するとても大きな会議となりました。

規模が大きくなり、事務作業量も多くなっていますが、だからこそ、みんなが協力し合って学童を支えていくということがこれまで以上に大切になっているのではないかと思います。

学童保育合同運動会の実施に向け、事務局会議を行いました。2010年06月09日 22時18分04秒

6月8日(火)、今年度の「草加市学童保育合同運動会」に向けて、学童保育の会と元気っ子クラブの合同事務局会議を行いました。今年度の実施は、祝日である11月3日(水)を予定しています。みんなで協力して、楽しい運動会を実施していくことができればと思います。

草加の学童保育全体が一堂に会して行う運動会は、一昨年度は雨のため中止となっていました。参加児童数が大幅に増えていることから、実施を危ぶむ声もありましたが、いろいろな反省を踏まえ、昨年度は、競技内容ややり方等も再検討し予備日も設定して何とか実施しようと考えていました。しかし、思いもかけず新型インフルエンザが大流行し、予備日も含めて実施をすることが出来ませんでした。

二年間中止となり、今年は、三年ぶりの開催となります。学校の運動会とも違う、学童らしい運動会をみんなで楽しみながら、実施していきたいと思います。みなさんのご協力を心からお願いいたします。

研修を通し、魅力あふれるすてきな指導員に!2010年06月10日 21時34分16秒

以下の文章は、元気っ子クラブの指導員部学習担当ニュース(6月1日付発行)の原稿として書いたものです。指導員以外には、ニュースは配付されないだろうと思いますので、もしよろしければお読み下さい。

「知は力!」
研修を通し、魅力あふれるすてきな指導員に!

どの仕事でもそうでしょうが、特に子どもに関わる仕事の場合には、日々研修し、学んでいくということがとても大切です。私は、今年で教員歴30年になりますが、教育実践の中で本当にたくさんのことを学んできました。生徒や生徒を取り巻く状況は毎年変わっていますし、子どもの発達に関する学問も新しい研究が進んでおり、本当に日々新しいことを学ばなければいけません。これまでの私の経験の中で、大切だと思うことについていくつか書いてみます。

まずは、当然のことですが、子ども達の命と安全を守るということに関して、その重要性を認識し、必要な知識と技能を身につけるということがまず絶対に必要です。大変に悲しいことですが、私は、これまでに勤務した学校の教育活動の中で、2件の死亡事故(スポーツ大会における熱中症、マラソン大会での心停止)を経験しています。二度とこういう事故を起こしてはならないと、いろんな行事の実施に当たっては、これまで以上に十分な打ち合わせをし、細心の準備をすることを心がけるようになりました。常に最悪の事態を想定し、そうしたことが絶対に起こらないような準備をすること、緊急事態が起こったときにたとえ一人でも最低限の対応ができるだけの知識を持ち、訓練をするということが必要だと思います。

二つ目は、子どもの発達についての、基本的な知識をきちんと身につけるということです。自分の狭い経験だけで子どもを見て、指導をすることは危険です。障がいを持った子ども、虐待を受けた子どもなどに関する調査や事例研究などから、様々なことが明らかになってきています。脳科学の発達も著しいものがあるようです。正しい知識を持ってこそ、適切な指導、働きかけをすることができます。

三つ目は、一人ひとりの子どもを見る目を養うということです。一人として同じ子どもはいないのですから、適切な知識を持っていたとしても、機械的に子どもに当てはめたのでは意味がありません。子どもをありのままに受け止め、一人ひとりの個性や違いをきちんと見抜く目を持つことが大切です。子どもを見る目を養うためには、本や講演などを通しての勉強と同時に、日々の実践を通し、先輩指導員を始めいろんな人たちと話し合うということが大切です。(飲み会も重要です!)

四つ目は、子どもに影響を与えるのは、教員(指導員)自身の人格や人間的な魅力を通してだということです。学童にしろ、学校教育にしろ、結局は人と人との関わりです。教師(指導員)に対して人間的な信頼や魅力を感じていなければ、どんなに素晴らしい言葉をかけたとしても、その言葉は子どもの心には届きません。人間に関わるいろんなことに関心を持って、どんなことでもどん欲に吸収していこうという姿勢、常に自分自身の人間的な幅を広げていこうという姿勢が大切だと思います。

研修会だけでなく、いろんな機会を利用して主体的に学習を行い、さらに魅力あふれるすてきな指導員としてみなさんが成長していくことを心から期待しています。

待機児解消に向けての草加市の回答から2010年06月12日 22時40分03秒

いくつかの児童クラブ(学童保育)において、学童に入れない待機児童が恒常的に発生していることから、草加市学童保育の会と新田児童クラブでは、草加市に対して、待機児対策、大規模化解消のために、要望書を提出していました。これらの要望書に対して、5月10日付で、草加市から文書で回答が来ました。

この回答の中で、次のような文言がありました。

「新田児童クラブに関しましては、2クラスの児童数が41名と37名であり、放課後児童クラブガイドラインで推奨する適正規模で運営されており、また、待機児童8名の全員が5、6年生の高学年であることから、このまま経過を見守る所存でございます。」

この文言をそのまま読めば、「高学年の待機児については、新たな対策を講じない」と言うことになってしまいます。もちろん、児童福祉法では、学童保育の対象児童を「おおむね10歳未満」としていますから、法律に違反をしているわけではありません。しかし、法律の文言は最低限の水準を規定したものであり、その後の施策の前進の中でより高い目標を目指ということが当然であると思います。

国が定めた「放課後児童クラブガイドライン」では、「子どもの安全の確保や発達状況を考慮して、必要に応じて10歳を超える子どもについても本事業の対象とすることが望ましい」としています。また、厚生労働省も、以下のように、平成13年と16年の通達において「4年生以上の児童も積極的に受け入れるよう配慮されたい」としています。

◆H13年12月20日通達-「放課後児童のおかれている実情を勘案し、小学校に就学している4年生以上の児童も積極的に受け入れるよう配慮されたい」

◆H16年9月21日通達-「平成13年12月20日雇児育発第114号本職通知により、小学校に就学している4年生以上の児童の積極的な受け入れにつき配慮方通知しているところであるが、今般、『少子化対策大綱』においても放課後児童対策の充実に取り組むとされており、この趣旨も踏まえ、引き続き4年生以上の児童の受け入れに配慮されたい。」

財政的な問題等もありますので、一気に実現することは難しいかもしれませんが、少なくとも、「必要としている4年生以上の児童についても受け入れができるように積極的に取り組んでいくことが必要である」ということに関しては、国としても明確に方針を示しています。草加市議会においても、2006年に、6年生までの学童保育入室を求めた請願署名が全会一致で採択されています。翌2007年度から、草加市としても、公立も含めて6年生までを入室対象とするということになったはずです。国の基準を超えて、積極的に学童保育施策に取り組んでいる草加市が、こういう回答をしてはいけないと思います。

「その必要性は認めるが、財政的な問題等があるので、すぐには実現できない。」ということと「このまま経過を見守る(つまり、新たな対策を講じる考えはない)。」ことの間には、根本的な違いがあります。

草加市としては、「いやそんなつもりはない。今後とも積極的に学童保育の前進のために一生懸命取り組んでいくつもりである」という考えかもしれません。私も、そうであってほしいと思います。だとするならば、そういう思いがきちんと伝わるような表現をきちんとするべきだったろうと思います。施設改善など、草加市としても一生懸命努力してくれているということをよく知っているだけに、今回の回答は、本当に残念です。

話は変わりますが、明日(13日)は、埼玉県連協の主催で、上尾市文化センターにおいて「学童保育と指定管理者制度を考えるシンポジウム」(13:15~17:00)があります。福岡県の宗像市と八王子市からの報告もあります。多くの方の参加をお待ちしています。