学童保育の「ガイドライン」~子ども未来財団の研究報告2007年06月10日 17時46分12秒

本年2月に、厚生労働省の外郭団体である「子ども未来財団」が「放課後児童クラブにおけるガイドラインに関する調査研究」を発表しました。

学童保育には、国としての「設置・運営基準」がなく、これまで全国連協などがその策定を強く求めてきていました。2005年10月、厚生労働省は、国会の場で初めて「ガイドラインについて研究したい」と明言しました。これを受けて、「子ども未来財団」に「ガイドライン」についての調査研究を依頼したものです。厚生労働省としては、この「調査研究」も参考にしながら、今年度中に、「ガイドラインを示していきたい」としています。

先日、この「調査研究」の冊子が手に入りましたので、読んでみましたが、現場の父母、指導員、そして子どもの立場に立って書かれており、とてもすばらしい内容だと思いました。「学童保育とは何か」、「学童保育でどんなことを大切にしなければならないか」ということなど、これまで私たちが主張してきた内容とほぼ同じことが、きちんと整理して書かれてあり感心しました。

「調査研究」の研究会員名簿を見ると、学者研究者などに混じって、学童の現場に長く関わってこられた名前も何名か入っていました。現場への視察やヒアリング、アンケート調査なども何回も行ったようであり、学童保育のことをよく理解した上で書かれた「調査研究」であると思います。機会があれば、ぜひ目を通していただきたいと思います。

今後、このブログでも、何点か紹介していきたいと思います。

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