子どもまつり実行委員会が行われました。2009年03月08日 23時39分40秒

今日、勤労福祉会館において、「第23回草加子どもまつり第一回実行委員会」が行われました。今年で23回目を迎える「草加子どもまつり」は、草加市内で子育てに関わるさまざまな団体が集まって、年に一回、市内の小学校の校庭をお借りして実施しているものです。今年の「子どもまつり」は、5月10日(日)に、青柳小において開催されます。もちろん子どもが主役の行事ではありますが、実行委員会などを通して、大人同士が交流し、協力し合うということもとても大切なことだと思っています。

今日の会議の中で、実行委員長の金井さんがお話ししていましたが、今草加市内のいくつかの中学校は、とても「荒れた」状態にあるそうです。子ども達が「荒れる」のには、いろんな原因があるのでしょうが、一つには、子ども達を見守る地域の大人達のつながりが非常に弱く、希薄になっているということがあるのではないかと、私は思っています。子ども達を見守る大人達の関わり、地域の学校としてのその中学校を守り支えていこうという大人達のつながりが、いろんなところで幾重にも深く存在しているならば、たとえ一時(いっとき)学校が「荒れる」ことがあったとしても、必ずそれを克服し、建て直していくことができるのではないかと思います。

「最近の子どもは~だ」というような言い方をすることもありますが、生物学的に言えば、百年や千年で、人間(子ども達)が変わることはあり得ないわけです。子ども達が変わったとするならば、それは、子ども達を取り巻く社会や環境が変わったせいであり、その社会や環境を変えた責任は大人である私たちにあります。

小さな力かもしれませんが、「子どもまつり」のように、子ども達のためにということで、大人達が集まり、一生懸命に取り組み、その中で、お互いの関わりを深めていくということはとても大切であり、貴重なことであると思います。こうした取り組みを23年間続けているということは、本当に重要なことであると思います。

今日の実行委員会には、市内にある21学童の全ての父母会から、係となった保護者が参加していました。学童によっては、4~5名も参加していたところもありました。一学童の欠席もなく、全ての学童が参加していたのは、素晴らしいことだと思いました。実行委員会そのものは1時間足らずで終了しましたが、そのあとも、多くの学童の方が残って、各学童ごとに今後の取り組みについて熱心に相談を行っていました。

乳母車に乗せた1歳くらいのお子さんを連れたお母さんが、一番前の席で、一生懸命メモをとっていらっしゃったので、「学童の方ですか?」とお聞きしたら、「今年上の子が1年生で、学童にお世話になっています。この子(1歳くらいの子)との間にあと2人いるんですよ。」と明るく答えてくれました。全体の会議が終わったあとでも、ちょっとぐずって泣いているお子さんをだっこしながら、自分の学童の方達とずっと打ち合わせをされていました。これからの学童生活の中で、いろんな方とたくさんのすてきなつながりを結んで、豊かな子育てを、みんなと一緒に楽しんでいってほしいなと思いました。

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