大規模化解消に向けてのいくつかの動き2007年12月24日 10時59分43秒

学童保育の大規模化をめぐる、いくつかの動きです。 この間、いろんなところで取り上げられていますが、学童保育の大規模化は、本当に深刻な問題です。国も、71名以上の学童保育室は分割、増設し、適正な規模の学童保育室とするようにという方針を打ち出しましたが、都市部では、さらに深刻な事態となっています。

全学童保育室に占める、71名以上の学童保育室の割合は、全国では14.1%、埼玉県では、ちょっと高くなって15.1%なのに対し、草加市では、57.1%にもなっています。21ある学童のうち、実に半分以上の12カ所が71名以上となっています。入室希望状況から、来年度はさらに増えることが予想されます。

全国的にも、埼玉県内を見ても、草加市は、大規模化が特に深刻な自治体であるといってよいと思います。

来年度の国の予算に向けて、埼玉県では、「平成20年度国の施策に対する提案・要望」を10月に提出しました。その中で、「豊かに子育てできる社会作りの推進」の項目の筆頭に「大規模な放課後児童クラブの解消支援」をあげ、次の2点を要望しています。

  1. 「大規模な放課後児童クラブの解消」を、「円滑に進めるため、大規模クラブの分割に伴う施設整備について特例的な補助制度を創設すること。」


  2. 「都市部など共働き家庭の増加等によって放課後児童クラブの需要が急増している地域においては、経過措置期間を延長するなど地域の実情に応じた取り扱いを行うこと。」

「大規模分割」という国の方針は正しくても、きちんとお金を出してくれなければ、とうてい実現できないし、急増するニーズに対応していくことはできないということだろうと思います。

おとなりの越谷市では、150名という超大規模クラブがあったそうですが、保護者が市に訴えたら、「あっという間に予算が付いて」(当該の保護者の声)、今年の9月から第2学童がスタートしたそうです。人数が半減したといっても70名ですが、それでも、落ち着いて子ども達も過ごしているという話です。

草加でも、ぜひ具体的な第一歩を踏み出してもらいたいものだと思います。

延長保育~県連強の実態調査から~2007年12月24日 21時32分29秒

埼玉県学童保育連絡協議会では、毎年、県内の各自治体に調査用紙を送り、学童保育の実態調査を行っています。今年度実施した調査がまとまり、先日行われた、県連協の代表委員会において、この調査報告の内容に関して報告がありました。

県内すべての自治体からの報告がまとまっているものですので、いろんなことが見えてきます。草加との関係でみると、まず保育時間のことを述べなければならないと思います。

現在、草加では、保育終了時間は、公営のところも元気っ子が運営のところも、だいたい午後6時までとなっています。今回の調査を見ると、県内の各自治体の保育終了時間(平日)は、以下のようになっています。

  • 午後5時半まで--- 1%
  • 午後6時まで----- 17%
  •  
  • 午後6時半まで--- 48%
  • 午後7時まで----- 32%
  • 午後7時半まで--- 2%

午後6時以降も保育を行っている学童が、82%と圧倒的多数となっています。

草加でも、松原児童クラブなどを中心として、延長保育への強い要望があり、ずっと要望をしているところですが、なかなか実現していません。元気っ子クラブとしても、その必要性は認識していますが、現在の市との委託料体系では、とうてい延長保育を実施することができないのが現実です。

もうすでに、県内の他の自治体において8割以上の学童が、6時以降の保育を実現しているわけです。草加市は、東京都に隣接し、他の自治体と比べても市外への通勤者が多いと思われます。そろそろ、草加市としても、6時以降の保育を実施するという決断を行う時期に来ているのではないでしょうか。