「第19回草加子育てのつどい」に参加してきました。2011年02月13日 22時24分57秒

今日の午前中、草加市保育園父母会連合会などが主催した「第19回草加子育てのつどい」に参加してきました。子どもたちは、劇団風の子による「風の子バザール」を鑑賞し、保護者は、小松崎春代さんによる講演「みんなで子育て~ママ・パパ一人でがんばらないで~」を聞きました。市内の子育て支援団体によるパネル展示も行われました。

実は、この「草加子育てのつどい」は、私が公立保育園父母会連合会の会長の時に、保育士さんたちと一緒に始めたものです。当時は、定員に満たない保育園もいくつかあり、「保育園を統廃合する」というような市の答申が出されていた時代でした。市議会議員に、保育園の改善をお願いしても「自分たちが楽な暮らしをしたいと思って共働きをしているのだろう。そういうところに市の税金をたくさん使うわけにはいかない。」などと公然と言われたりもしました。

何とか、働く親の状況を理解してもらいたい、子どもたちのためによりよい草加市を作っていきたいという思いで始めたのが「草加子育てのつどい」でした。第一回は「草加保育のつどい」でしたが、「保育園に通っている子どもたちだけの問題ではない」ということで、のちに「子育てつどい」と改められました。

こうして始められた運動が19年間も続けられているというのは、本当にうれしいことです。人と人とのつながりが薄くなっており、「無縁社会」などと言われている時代ですが、やはり、地道に人と人とのつながりを作っていくこうした運動がとても大切なのではないかと思います。

午後は、保育園父母会連合会主催による「草加子育て団体交流会」に参加しました。今年の4月から、新たに民間の保育園が5園されるということで、草加の保育園や家庭保育室がどのような影響を受けるのか関心があったので、それぞれの団体の発言をとても興味深く伺いました。草加市は、一時期、0、1歳児の保育を家庭保育室に任せると言っていましたが、国の方針が変わり民間保育園を建設すると補助金がたくさん出るということなどから、民権保育園を増設することで0、1歳児の保育に対応するというように方針を転換したようです。しかし、こうしたことについては、実際に家庭保育室に関わっている人に対しては全く話がなかったようです。

どういう方針で臨むにしろ、実際にそのことに携わっている人たちと膝つき合わせて真摯に話し合うことなしには良い結果は生まれないだろうと思います。保育園や学童に通う子どもたちに対しても、そうでない子どもたちに対しても、どのような施策を展開していったら本当に子どもたちに良いことなのか、みんなが集まってじっくり話し合っていくことが今大切なのではないかと思いました。市の職員が、市民の声にじっくりと耳を傾けるということを活動の中心に据えていくということ、このことがいま市にとってとても重要なことではないかと改めて思いました。