滋賀県で行われた全国学童保育研究集会に参加してきました。2009年10月29日 23時41分42秒

先週の土、日、滋賀県で行われた第44回全国学童保育研究集会に参加してきました。全国から4574名もの方々が参加し、熱気があふれ元気のもらえる研究集会でした。

分科会は、指定管理者制度の分科会に世話人として参加しました。本当は、他の人が世話人をやるはずだったのですが、参加できなくなくなりピンチヒッターとしての参加でした。当日参加して驚いたのですが、もう一人の世話人もピンチヒッターでした。こういうことが事前に分かっていれば、「もう少し準備し資料なども用意したのに・・・」と思いましたが、二人して戸惑いながらも何とか無事終えることができました。

昨年の全国研では他の分科会に出たので、指定管理者制度問題の分科会は2年ぶりの参加でした。この制度が導入された当初は、この分科会には、たくさんの参加者がありました。しかし、その後は少し参加者が減り、それぞれの地域が抱えている問題もさまざまであり、なかなか論議がかみ合わないところもあり、十分深めることができなかったというような印象がありました。

今回の分科会では、この間のそれぞれの地域での運動や実戦を踏まえ、まさに分科会のタイトルである「指定管理者制度は学童保育になじまない」という共通の想いをベースとして、これまで以上に熱の入った論議をすることができたのではないかと思います。それぞれの地域での実践、がんばりや抱えている課題などを出し合うことにより、共通の認識が形作られ論議も深まっていくんだなと実感することができました。

基本的な認識は共有されているのではないかと思いますので、今後は、それぞれの地域や実情に合わせてどのような運動を進めていったらいいのかなどについて、課題を整理し、きめ細かい論議を進めていくことが必要なのではないかと思いました。地域によっては、これから指定管理者制度が導入されるというところ、制度がすでに導入されているところ、再指定を控えているところなどさまざまあります。また、導入されているところも、指定のされ方や指定された団体の性格なども違いがあります。

これまでに、いろんな地域において、それぞれの段階、場面でさまざまな運動が行われ、貴重な成果や教訓が導き出されています。そうした成果や教訓を整理し、きちんとまとめていくということが必要であるし、そうしたまとめをすることができる段階に私たちの運動が達しているのではないかと思います。

草加からは、約40人が参加しました。昼の学習、そして夜の交流も充実していたようです。今回の全国研で得たものを、是非とも今後の実践の中で生かしてもらえたらと思います。