「第22回子どもまつり」が行われました。 ― 2008年05月11日 22時11分52秒
今日は、あいにくの雨の中でしたが、小山小学校で「第22回草加子どもまつり」が開催されました。晴れていれば、校庭を使い伸び伸びとできるのですが、雨のため規模を縮小せざるを得ませんでした。遊びのコーナーは体育館で、模擬店は昇降口や体育館の2階を使ったり、火を使うところは外にテントを張っての実施となりました。
朝8時前から、実行委員、各学童の保護者や参加団体の人たちが集まって、てきぱきと準備を進めました。雨の中でも、たくさんの子ども達が参加し、本当に楽しそうにさまざまな遊びのコーナーに取り組んでいました。
朝起きてまだ雨が降っていたので、「今日はどうなることか」と少し心配をしていたのですが、参加していた子ども達が、本当に楽しそうに過ごしていたので、良かったなあと思います。校庭が使えないので、思いっきり走り回るということはできませんでしたが、限られたスペースの中でもそれなりに楽しめるものだなと思いました。
雨の中で大変だったと思いますが、実行委員の人たちが、朝早くから、最後の片付けまで、嫌な顔一つせずに良く動いてくれて、感激しました。せっかくの休日、しかも雨なのに、子ども達のために頑張ろうという若いお父さんお母さんがたくさんいて、本当に心強く思います。やっぱり、草加の親たちはたいしたものだと思いました。
〈体育館の中(開会式を見る子ども達)〉

〈外の模擬店〉

統一運営5年目をむかえて~統一までを振り返りながら ― 2008年05月12日 23時26分02秒
今度の日曜日、元気っ子クラブの総会が行われます。以下の文章は、その日に発行される元気っ子ニュースの原稿として書いたものです。元気っ子クラブのメーリングリストで回覧したところ、「ブログに載せては?」という声がありましたので、転載します。
2004年4月に、元気っ子クラブが市内の学童保育室(児童クラブ)の統一運営を開始して、すでに4年が経過しました。この間、児童数が急増し、新しく学童に入られた方もたくさんいらっしゃいますので、この統一前後のことを少し振り返ってみたいと思います。(統一までの詳しい経過に関しては、今回の総会資料の中にのせた「元気っ子クラブによる統一運営に至るまで」をご覧ください。)
〈私たちがめざす学童像を求めて〉
市側からの提起もあり、統一に向けて具体的な動きが進んできたのは2002年からでしたが、それ以前からも統一に向けた様々な取り組みが行われていました。その中でも、重要だったのは、1998年から2001年まで3年間をかけた「私たちがめざす学童保育像検討委員会」の取り組みです。当時、各地で「安上がりで安易な公立化」が進んでいました。その一方で、父母会運営の各学童においては、バザーなどの収益に頼らざるを得ないという運営の困難さがありました。こうした中で、安易に妥協したり、現実の低いレベルから出発するのではなく、「私たちが本当にめざしたい学童保育とは一体どういうものなのか」をきちんとまとめておく必要があると考え、検討委員会が発足しました。
今のように、県や国から「ガイドライン」なども示されておらず、全く手探りの中で行われた検討委員会でした。ひと月に何回も集まり、堂々巡りのような議論を延々と繰り返すこともあり、本当にまとまるのかと不安になったこともありました。しかし、参加していた委員の皆さんが本当に熱心で、辛抱強く論議を重ねていただき、何とか一つのものにまとめることができました。(この検討委員会の報告書は、草加市学童保育の会のHPの資料集のところで見ることができます。)実際の統一に向けた市との協議等においても、この検討委員会での論議が、大きな力となりました。
〈市の提案を受け統一運営を決定〉
2002年になり、市側から、①全小学校区に学童保育を設置する、②施設は空き教室2教室程度、③新設する学童は公立ではやらない、④父母会経営の12学童と新設学童の運営は父母会が中心となってNPO法人を立ち上げ一括運営をしてほしい、ということを提案されました。この提案を受け、2002年5月の草加市学童保育連絡協議会(以下、市連協。現「草加市学童保育の会」)総会において、「今後の学童保育運営形態等に関する提案」を行い、各父母会での論議を呼びかけました。数回におよぶアンケート、各父母会での論議などを踏まえ、同年12月に市連協臨時総会を開催し、「NPO法人を設立し一括運営を行っていく」ということを決定しました。
〈統一化のスタート〉
「NPO法人による一括運営」と言っても、これまで何十年にわたって、それぞれの父母会が独自に運営してきたものを、一つにするということは簡単ではありませんでした。保育料、指導員の待遇(給与、年休、勤務時間など)、開設時間、開設日なども、学童ごとにばらばらでした。保育内容にも多少の違いがありましたし、特にキャンプなど行事の取り組みに関しては、かなり異なっていました。こうした中で、2004年度からの統一運営を実現していくために、「共同学童統一化検討委員会」を設置し、2002年度から2年間をかけて論議を行い、統一運営案を策定していきました。
統一運営のための様々な規定(「委託条件」「運営規則」「就業規則」など)の作成、NPO法人の立ち上げ(定款、県への提出書類等の作成、法務局への登記など)など、膨大な事務作業を短い時間の中で行わなければなりませんでした。本当に、統一運営開始の2004年4月を無事に迎えられるのだろうかと、不安な思いに駆られたときもありましたが、各学童の父母、指導員の協力により、何とか統一運営を開始することができました。
実際には、統一運営の開始と言っても、必要最小限のことを決めてスタートしたに過ぎません。それぞれの学童に何十年にもおよぶ「伝統」があるわけですから、一度に全てのことを統一するなどということは、最初から無理なことでした。運営をやりながら、その都度出てきた問題などを整理し、徐々に規定などを整備して行かざるを得ませんでした。財政に関しても、これまでは各学童ごとに行っていたものを一括して行うわけですから、手探り状態でした。絶対に赤字を出すわけにはいかないという中で、かなり緊張した財政運営でした。
〈安定的な運営をめざして〉
当初の予想では、3年くらいすれば運営が落ち着くのではないかと考えていました。確かに、1年、2年と繰り返す中で、いろいろと見えてきたところもあり、これまで学童ごとに行われていたことも、かなり整理され統一化が進みました。様々な点が改善されてきているとは思います。しかし、残念ながらまだまだ安定的な運営にはほど遠いというのが実情です。それには、いくつかの原因があると思います。
一つには、この間児童数が、私たちの想像をも上回り急増したということです。統一前の2003年度当初では、父母会運営の学童に通う児童数は、600人弱でした。それが、4年後の2007年度当初には、約2倍の1200名弱まで急増しました。児童数の増は、保育の面だけでなく、父母会の運営にも大変な困難をもたらすことになりました。学童保育の箇所数がそれほどは増えていないことから、一施設あたりの児童数が増え、大規模化が急速に進みました。(全国や県全体と比べても、草加は大規模学童の比率が非常に高い。)大規模化の急速な進行が、家庭に代わる放課後の生活の場である学童保育を、破壊しつつあるといっても良い状況となっています。国も方針を掲げているように、適切な規模の学童保育室を1小学校区内に複数設置していくということが、待ったなしの課題となっています。
二つ目には、この4年間で、新たに指定管理者制度による学童保育室5箇所を、元気っ子クラブが運営を行うようになったということです。現在、草加市は「新設学童を公立ではやらない」という方針を掲げていることから、新たに設置される学童は全て指定管理者制度により、民間が運営を行うことになります。草加市では、さらに、新設学童だけでなく、条件の整ったところから公立学童を、指定管理者制度に移行するとしており、実際、公立であった花栗児童クラブは、指定管理者制度による運営となりました。新しい学童保育の運営を円滑に行うために、経験のある指導員を異動させなければなりませんでした。また、新設学童の場合には、父母会の立ち上げや新施設の準備など、父母と協力しながら独自の取り組みを進めなければなりませんでした。ただでさえ、指導員不足の折り、新しい学童を引き受けざるを得ないという状況の中で、本当に苦しい指導員配置を行わざるを得ませんでした。
三つ目には、安定的な運営を行うための十分な財源が保障されていないということがあります。元気っ子クラブの支出の8割以上は人件費ですが、指導員に対してその専門性にふさわしい十分な賃金を保障できていないというのが現実です。他市と比べると草加市の場合、学童保育の運営費に占める市の負担割合は、実はかなり高くなっています。十分な金額であると言うことはできませんが、草加市としては、学童保育事業に対しそれなりの評価をし、力を入れているということができます。一番問題なのは、指導員の配置や待遇などについて、国としてのきちんとした基準が全く示されていないことだろうと思います。国は、昨年「ガイドライン」を作成しましたが、こうした点については一切触れていませんし、財政的な裏付けも全く示されていません。
〈みんなの力を合わせて〉
元気っ子クラブによる統一運営も、5年目を迎えます。この4年間で、大きく前進してきたこともありますが、上で述べたように、課題もたくさんあります。草加市の中だけでは解決できない問題もたくさんあります。
今、全国学童保育連絡協議会では、「『学童保育予算を大幅に増額し、大規模分割と質的拡充を』求めて一人ひとりの声を国と自治体に届けましょう」という運動を行っています。国としての学童保育施策をきちんと確立していくことを求める、こうした全国的な運動にも積極的に取り組みながら、草加の学童保育をより良くしていくために、みんなの力を合わせて取り組んでいくことができればと思います。
今年度もよろしくお願いいたします。

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