冒険遊び場ネットワーク草加の総会に参加しました。2012年04月29日 19時05分27秒

久しぶりのブログの更新です。

4月2日に今年度が始まりましたが、新年度に入って本当に忙しい毎日でした。今年度に入り、今日までで、土日も含めて、全く会議などがなかった日というのは、本当に数えるほどしかありませんでした。5月20日の、元気っ子クラブ総会議案も書き終わりましたので、最近あったことを少し書いてみます。

先週の土曜日21日に、「NPO法人 冒険遊び場ネットワーク草加」の総会があり参加してきました。私は、教員としての仕事もありますし、元気っ子クラブの方の活動もありますので、冒険遊び場の日常的な活動には直接参加してはいませんが、冒険松原遊び場ができるきっかけとなった、草加市内の公園調査に関わった縁で、ずっと監査を務めています。公園調査は、2000年に、草の根ネットの会のメンバーなどが中心となって市内の84の公園を調べたほか、公園の専門家や行政の担当者に参加してもらい、学習会を重ね「歩いて・見て・聞いて・調べた草加の公園」と題し報告書をまとめたものです。

こうした活動を重ね、冒険松原遊び場が常設開園を始めたのが、2004年4月でした。奇しくも、草加・元気っ子クラブが、市内14カ所の児童クラブ(学童保育)を始めた時と同じです。2002年に草加市制40周年記念事業があり、そのときのテーマが「パートナーシップによるまちづくり」でした。言葉ではなく、その当時の市の職員の中には、本気で「市民との協働」と言うことを考えていた人が多かったように思います。そういう雰囲気の中で、冒険松原遊び場や学童保育の統一運営を始めることができたのだと思います。

総会には、行政側から、総合政策課、子ども政策課、みどり公園課の方が来賓として出席していました。みどり公園課の方は、冒険松原遊び場設立の頃みどり公園課にいて、いったん他の部署に移ったあと久しぶりに戻ったのだそうです。設立にあたっては、都市公園を冒険遊び場として利用するということで、法律的な縛りもあり、行政側としてもいろいろと苦労したのだそうです。その当時は、本当にこういう形でいいのかと悩んだときもあったそうですが、総会の時に流した子ども達のスライド、本当に楽しそうな笑顔を見て、自分たちがやったことは間違っていなかったんだと確信したと語っていました。行政の方もそういう思いで、遊び場のことを見てくれているというのは本当に嬉しいことです。

学童保育以上に、冒険遊び場は、法的な位置づけも何もありません。子ども達の育ちにとって本当に大切な活動なのに、プレーリーダーの労働条件や身分は不安定です。十年近くも遊び場を維持し、発展させることができたのは、中心となって活動している方々が本当に献身的に努力しているからに他なりません。

行政や議会、市民の理解がもっと広がり、冒険遊び場がさらに広がり、安定的に運営できるようになることを心から願っています。