指定管理者制度は、今後さらに大きな問題に!2007年08月26日 22時04分47秒

昨日、保育の会の南ブロック会議に参加してきました。その中で、「指定管理者制度について学習すればするほど、ひどい制度だと思う。こんなにひどい制度なのに、なぜ市はもっと真剣になって、改善策を考えないんでしょうか?」と質問されました。

おそらく、行政や議会の多くの人は、「草加市の指定管理者制度は、とてもうまくいっている」と思っているのではないでしょうか。公立から指定管理者になったところも、非常にスムーズに移行して、きちんとした保育が行われているようだし、保護者からの苦情もほとんど無いので、「指定管理への移行は、大成功だった」くらいに思っているのかもしれません。

当事者であれば、よくわかることですが、スムーズに移行し、きちんとした質の高い保育が実現できている一番の理由は、現場で保護者や指導員が、子ども達のためにという思いで一生懸命に頑張っているからです。営利企業ではなく、保護者と指導員みんなで作り上げている組織が運営しているからこそ、こうしたことが実現できているのだと思います。

現在草加市内において、指定管理者制度で運営されている施設は、34施設あります。その中で、「公募」つまり「競争」で指定管理者が決定されたのは7施設しかありません。そのうち5施設が児童クラブです。つまり、草加市内において、「本来の意味での指定管理者制度」で運営されているのは、ほとんどが児童クラブだということです。(「草加市公の施設管理状況一覧」参照)

その児童クラブが、指定管理者制度の下で全く問題なく運営されているということは、イコール「草加の指定管理者制度はうまくいっている」というふうに理解されてしまうのだろうと思います。しかし、これは、大きな誤解です。

草加市における、指定管理者制度の問題が、大きくクローズアップされてくるのはこれからだろうと思います。なぜなら、第一回目が「随意選定」であった27施設の指定が来年度で終わり、全て「公募」つまり「競争」で行われることになっているからです。この27施設の中には、「文化会館」「草加公園」「記念体育館」「市民体育館」「総合運動場」「市民温泉プール」など民間の営利企業が喜んで参入して来そうな(言い方を変えれば、儲かりそうな)施設がたくさんあります。

来年度、この27施設が全て「公募」に出され、現在運営している「文化協会」や「みどりの協会」や「体育協会」などと民間の営利企業が競争するということになったら、その影響は、児童クラブにおける指定管理の比ではありません。

これまでは、「指定管理者制度の問題」=「児童クラブの問題」ととらえられてきたわけですが、これからはそうはいきません。草加市全体として、この指定管理者制度の問題を真剣に考えなければならない段階に、さしかかりつつあると言っていいと思います。元気っ子クラブとしては、今後、他団体にも積極的に働きかけ、この問題をみんなで考えていくという運動を中心になって担っていければと考えています。

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