明日は、広島原爆の日~戦争のこと、平和の大切さを若い人たちに語っていこう!2010年08月05日 22時47分38秒

明日8月6日は、広島原爆の日です。広島に原爆が投下され、もう65年も経ちました。

昨年4月、オバマ大統領がプラハにおいて「核なき世界」の実現を呼びかける演説を行ったことなどをきっかけとして、核兵器廃絶に向けての「期待」が高まっている中で、平和記念式が開催されます。

今年の平和記念式には、国連事務総長が初めて参加し、国連のトップとして被爆地広島から核廃絶を求めるメッセージを発するとしています。(これまで、国連事務総長が参加していなかったこと自体が驚きですが。)アメリカの駐日大使も初めて参加します。これまで参加を見送ってきた核保有国のイギリス、フランスの代表も初めて参列する予定であるそうです。参加国全体も、昨年を15カ国上回り、過去最多の74カ国となる予定だといいます。

今回の平和記念式が「核なき世界」の実現に向けて、大きな一歩となることを心から期待したいと思います。

オバマ大統領は、確かに、「平和で安全な核兵器なき世界の追求に全力で取り組む」と述べていますが、その一方で、「この目標は(中略)おそらく私が生きているうちには無理でしょう」とか「こうした兵器(核兵器)が存在する限り、アメリカは安全性が高く効果的な兵器(おそらく核兵器のこと)を保持して、いかなる敵をも阻止でき」る、などとも述べています。 冷戦が終わった後、お金のかかる膨大な核兵器を保持し続けることのデメリットなどを冷静に考え、核兵器削減がアメリカ自身の国益にもかなうというしたたかな計算の上での発言であるという見方もあります。

本当に「核なき世界」を実現して行くのは、やはり私たち一人ひとりの意志であり、行動であると思います。

生徒達だけでなく、若い教員や指導員でも、戦争や核問題などについて、あまりよく知らないという人が増えているように思います。若い人たちに、いろんな機会を利用して、わかりやすくリアルに平和のことを語っていく必要があると感じています。

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