学童保育充実のための「超党派の勉強会」に参加してきました。2011年08月09日 23時28分07秒

今日、全国連協の紹介で、国会内で超党派の国会議員に呼びかけた「勉強会」に、報告者として参加してきました。

今回の「勉強会」は、自民党の馳浩議員とあべ俊子議員が呼びかけ人となって、超党派の国会議員に呼びかけて開催されたものです。タイトルは、「~子ども達に安全/安心の生活を提供するために~公的責任における『放課後児童クラブ(学童保育)』の抜本的拡充を!」というものです。今回は、「学校施設を活用した学童保育、学校・教育委員会との連携について」ということを中心的なテーマとして開催され、学校施設を利用して学校(教育委員会)との関係が円滑にいっている例として、元気っ子クラブが報告をすることとなりました。

 

呼びかけ人となったお二人の議員は、今回の勉強会の前に、厚生労働省、文部科学省、衆議院法制局を交え、2度の私的勉強会を行ったそうです、その中で、次のような3点が課題としてあげられたということです。きわめて的確に、現在の学童保育の問題点を把握されていると思います。

  • 学童保育の抜本的拡充をはかっていくためには、法的な位置づけが不可欠であること。
  • 指導員の処遇を改善し定着をはかるには、賃金の値上げとともに、その根拠となる一定の認定制度が必要であること。
  • 子どもの安全・安心を考えると、学校の敷地内または余裕教室の利活用が最善であること。

「超党派」という呼びかけではありましたが、参加者は、呼びかけ人お二人以外は、自民党の永岡議員、熊谷議員、共産党の宮本議員、田村議員だけでした。議員秘書の方は、4~5人参加していました。資料だけ持って行かれた議員の方もいらっしゃるようでした。行政は、厚生労働省からお二人、文部科学省からお二人、衆議院法制局からお一人参加されていました。

議論の中では、議員の中から次のような意見が出されました。余裕教室の活用や学校の建て替え時に、学童保育の設置を図ることは現行の文科省、厚生労働省という枠組みの中でも可能であるし効率的ではないか。指導員の待遇改善のためにも指導員の資格制度を作っていくことは不可欠である。80万人もの児童が預けられているのに、きちんとした資格制度がないというのは問題である。希望すれば6年生まできちん預けられるということを明確にしていくことも必要である。

今回参加されていた議員の皆さんは、学童保育のことを本当によく理解されていました。超党派ということで呼びかけを行ったお二人には、心から敬意を表します。今後も党派に関わらず多くの議員さんが、こうした「勉強会」に 参加され、学童のことを理解され、具体的な施策の前進につながっていってほしいと思いました。

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